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デジタルハーツHD決算持ち越しについて 〜エンタメ領域〜【3676】

さて私の本名 デジタルハーツHDの決算が来週火曜日に控えています。

前回の決算発表時刻はkabutanで確認したところ16時でした。

 

前回のブログではエンタープライズ領域にばかりフォーカスしました。

https://kakine162.hatenablog.com/entry/2020/07/06/235132

 

今回はメイン事業であるエンターテインメント領域に対して、簡単にではありますが業績先読みをしていきます。

 

【同業他社】

まずはSHIFTのセグメント「エンターテインメント市場」の業績推移です。業務内容はゲームを提供する会社に向けた「品質管理工程やデバック業務のアウトソーシング、カスタマーサポート業務のアウトソーシングとのこと。

SHIFTは珍しく8月期決算を採用しているので、前回の決算発表の時期が3月〜5月となります。2ヶ月分被っていますね。

数値は3ヶ月業績になります。単位は(千円)です。

 

期間

売上

前年比

利益

営利率

19Y1Q

189~11

444,200

 

96,994

21.84%

19Y2Q

12~192

464,106

 

105,595

22.75%

19Y3Q

193~5

585,462

 

107,016

18.28%

19Y4Q

196~8

659,542

 

156,215

23.69%

20Y1Q

199~11

653,046

47.02%

121,717

18.64%

20Y2Q

12~202

612,093

31.89%

104,639

17.10%

20Y3Q

203~5

742,746

26.86%

107,854

14.52%

前年同期比で+26.86%と大幅増収しています。限られた市場の中でこの成長率はデジハ持つ身としては恐ろしいですね・・・。デジハの利益は前年並みで、利益率はこの7つの中で最も低いです。

本セグメントに限定した、営利率低下についての言及はありませんでした。どの資料でもあまり触れられていないセグメントです...。

 

次にポールトHD(3657)の21年1月期1Q決算です。こちらも珍しく、1Qの期間は2~4月となっており1ヶ月だけ被っています。

ポールHDのセグメントですが、デバッグ・検証事業とネットサポート事業の2つに別れています。この「デバッグ・検証事業」ですがゲーム向けがメインですが最近はノンゲーム向けに注力しているようで、単一セグメントに混ざっています。決算短信から引用すると「ゲーム市場では海外現地企業との取引が拡 大し、ノンゲーム市場では第三者検証サービスの受注が増加しました。」とのことで詳細は不明。

デバッグ・検証事業の売上高は4,742,525 千円(前年同期比3.8%増)、営業利益は559,610千円(同16.4%減)。

また、コロナに対する見解を抜粋します。

このような経済状況のもと、当社グループの主要事業であるデバッグ・検証事業の関連市場においては、家庭用 ゲームソフト、ソーシャルゲームともにグローバル展開が主流となっており、多言語対応を前提としたデバッグローカライズ(翻訳)、音声収録やカスタマーサポートの需要が増加しております。直近では、感染症拡大防止の ためのいわゆる巣ごもり生活により、ゲーム市場は拡大傾向にあり、デイリーアクティブユーザー(DAU)も増加 しております。

 

【ゲーム業界の景況感】

四季報にて、販売先がスクウェア・エニックスとなっていたので、1Q業績を洗ってみます。有報にて確認したところ、19年3月期では12.5%がスクエニ向けだったようですが、20年3月期では10%未満となっているようです。

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だからどうと言うわけではないのですが、売上原価は大幅アップ。まぁここがゲーム開発の市場規模みたいなもののわけですが、セグメント別や明細がわからないのでなんとなくの参考程度に・・・。外注費はおそらく売上原価のはず。
 

その他の会社についてです。数が多いのでURLぺたり。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2008/07/news139.html

https://news.yahoo.co.jp/articles/b1e293866a622e284007c3148dfd7bfc2722bb43

ゲーム開発会社はゲームセンターなどアミューズメント関連のセグメントを持っている会社も多いのですが、スマホゲームや家庭用ゲームは各社かなり好調の様子です。

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ゲーム攻略サイトに関しては、gamewithのPV数もQtoQで12.5%伸びています。5月期なので4Qは3月~5月となりますね。

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gunosyの子会社の運営するgame8においてはさらに急激な伸び。2018年3月では月刊2億3千万PVだったとのことなので、このグラフはY軸の起点は0であると思われます。

これは明確な追い風のはずです。急に需要が伸びた時こそ外注に頼ることとなりますから、デジタルハーツの今後のエンターテインメント事業についても暫くは期待が持てそうだと思います。

 

【まとめ】

・比較した企業は2社と少ない上に期間もズレているが、同業の売上は堅調。

・一部のソフトウェア開発関連でもあったように、テレワークやセキュリティなどに費用がかかるため営業利益率が低下する可能性はある。

・ゲーム開発における景況感は巣篭もり需要で絶好調のはず。

 

【持ち越しチャレンジ】

現在の保有株数は5500。金曜終値は909なので499万円分資金を入れています。資産比およそ15.6%。

ゲーム関連の決算が見えてくるまでは結構弱気でした。任天堂mixiが大きなニュースになったので、その景況感に気付いた次第です。

もう少し強気で行きたい気持ちもありますが、金曜に値上がってしまったので火曜にもしも下がれば・・・。と言ったところですね。

逆に950を越えるような株価の場合は、その分のリスクリワードが低下しますので若干売ります。元が少なめだったので500~700株程度くらいですね。